2016年の介護事業会社の倒産は100超え!二極化が加速する!?

2016年の介護事業会社の倒産は100超え!二極化が加速する!?

2016年も終わり、新たな年がスタートしましたね。

さて、2016年の介護業界はどうだったのでしょうか!?業界全体では、年々伸びていることは間違いありませんが、その一方で倒産する介護事業会社も増えているのです。

そこで今回は、2016年の介護事業会社の倒産状況についてお伝えいたします。

是非、参考にしてください。

2016年の介護事業会社倒産状況について

どんな業界でも倒産する企業があることは普通です。

しかしながら、近年の介護事業会社の倒産数は、物凄いことになっているという事実は否定できません。2011年を皮切りに、右肩上がりで倒産企業数が伸び続けているのです。

伸びている業界なのになぜ!?と思われる方もいるかもしれませんが、これが現実です。

過去最多の倒産数となった2015年の76件を大幅に上回った2016年の倒産数!

その数なんと、108件です。ちょっと異常な数ですよね。

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※参照元:http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20170111_01.html

倒産した企業の8割弱が中小企業であり、設立5年以内での倒産が過半数のようです。

確かに介護報酬等が変われば、大きく状況が変わったりするため、中小企業では対応しきれないこともあるでしょう。

ちなみに倒産した企業のトータル負債額は、94億円となっており前年度の倍近くまで跳ね上がっている現状があります。

なぜ倒産が相次ぐのか!?

年々、介護業界の新規参入は難しい状況になっています。

中小企業が業績をアップすることが難しくなっているため、ジリ貧状態が続いていることは否めません。

利益が出ない、介護職の採用が難しいといった状況もあり、サービスの質を上げたり、利用者増の施策を打ったりすることも出来ない状況なのです。

そうすると一たび、マイナス方向に進んでしまうと、立て直すことが出来ず、そのまま倒産。そういったケースが多いようです。

また、介護業界は伸びているから参入してみよう、という安易な考えで業界に飛び込む企業が多いことも倒産が続く一つの要因でしょう。

企業を経営するということは、どの業界でも簡単なことではないですが、介護業界に参入する企業の事業計画の甘さが浮き彫りになっている感じがしますね。

介護業界は二極化がすすむ!?

介護業界では、新規参入企業や中小企業(特に小規模企業)の経営はかなり苦しくなっていることは間違いありません。

こういった企業が大手へと躍り出ることは中々に難しく、毎年倒産する企業が相応数出てくることは変わらないでしょう!

逆に大手と呼ばれる各企業は、毎年すさまじい勢いで業績アップを続けております。

まさに介護業界は二極化になりつつあります。

大きな企業は豊富な資金をもとに施設数を増やし売上を伸ばし続ける一方で、小規模な介護企業は採用の難しさや資金不足によって事業拡大が難しく、細々と経営をし続けていくか、淘汰されるかになっている現状があります。

この状態は今後も続いていくと予想されます。

小規模な企業が生き残るためには!?

簡単に答えは出せませんが、健全な経営を心掛けていくことが大切であることは間違いないでしょう。

そして、利用者の満足度を上げるためにサービスの質の向上、更には従業員満足度も上げるが必要となります。

サービスの質を向上させるには、働き手の意識改革が必要です。そのためには、従業員の労働環境を整備し、魅力ある職場にしなければなりません。

そういった努力を怠れば、従業員の離職は免れないですし、新しく採用することも難しいと言わざるを得ません。

倒産する企業は間違いなく問題点があるはずです。その問題点から目を背けず、一つずつ洗い出したうえで改善をしていかなければ、淘汰されていくことになるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか!?

業界自体伸び続けている一方で、2016年は介護事業会社が最も倒産した年となってしまいました。

伸びている業界だけに、介護業界に新規参入する企業も少なくありません。フランチャイズなどで、参入ハードルが低くなっている傾向でもあります。

しかしながら、成功するかどうかは別問題であり、決して簡単ではないということでしょう。

2017年以降も介護事業会社の倒産が増えてくることは予想されておりますが、倒産は自然の流れであるとも言えます。

利用者、そして働く従業員の満足度を上げていくなどの企業努力は、各社が意識していくべきことであり、そういったことこそが介護業界には大切なことと言えるでしょう。

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