特別養護老人ホームの待機者が激減!原因は何!?

特別養護老人ホームの待機者が激減!原因は何!?

待機者があまりに多すぎると言われていた「特別養護老人ホーム」ですが、ここにきてその待機者の数が激減しているようです。

一体、何が起こっているのか!?これは良い傾向であるのでしょうか!?

今回は、特別養護老人ホームの待機者減について、詳しく解説していきます。

是非、参考にしてください。

特養の待機者が減っている!理由は一体何!?

52万人程度の高齢者が入所待ちしていた「特別養護老人ホーム」!

その待機者が、各地、要は日本全土で大幅に減っているそうです。

例を挙げますと、東京都で2割弱、埼玉県で4割、北九州市で3割など、相当数の待機者が減っている状況のようです。

では、どうしてこのようなことが起こっているのでしょうか!?

介護度の低い高齢者の入所制限

軽度の要介護者の方は、入所制限が掛けられている現状が、今回の待機者減の理由の一つと言えるでしょう。

2015年4月より、要介護1、2の方は原則、入所対象ではなくなりました。

利用者負担の引き上げ

また、もう一つの理由といたしましては、利用者負担の引き上げです。これまで費用負担の少なかった特養ですが、介護保険改正により、月々の負担額はかなり上がっています。

これにより、特養に入るメリットが少なくなってきたことも要因といって良いでしょう。

有料老人ホームやサ高住の増加

近年、民間企業や社会福祉法人が運営する安価な有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などが、増加し続けていることも、待機者が減った要因と言えます。

もちろん特養よりも値段は高いものの、かつてのような高額な費用が必要なくなってきている有料やサ高住の施設も多く、利用者増加している傾向にあります。

待機者が減ったことは良いことなのか!?

待機者が減った事実は、決してプラス要素とは言えない実情があります。

何よりも要介護1,2の方でも、介護が非常に大変なことも多くいらっしゃいます。

要介護が低くても、認知症の方で徘徊する方などは、ご家族だけで対応することは、非常に難しいはずです。

このように特養の待機者が減ったことは、「介護難民」が増えたこととなり、介護を受けたい方の人数が減ったわけではない、というのが結果ではないでしょうか!?

いずれにせよ、根本的には何も変わっていないという印象が拭えません。

となると、待機者52万人という数は、そのまま介護難民予備軍のままと言ってよいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか!?

特別養護老人ホームの待機者減は、単純に「待機者が減って良かったね」という結果ではありません。

むしろ、介護を受けたい方々、その家族が途方に暮れる状況を生み出しているとも言えるのです。

「介護難民」がこれ以上増える状況では、超高齢者化社会へと加速している我が国は、更なる介護問題を抱えることとなるでしょう。

簡単に解決策は見つかりません。ただ、介護問題において状況が悪化することは避けなければなりませんし、日々少しでも前進するような取り組みを多くの人の手で行っていく必要があると、切に感じます。

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