特別養護老人ホームと介護老人保健施設の違いを徹底解説!

特別養護老人ホームと介護老人保健施設の違いを徹底解説!

自治体や社会福祉法人が運営する「特別養護老人ホーム」と「介護老人保健施設」は、似ているところは確かにありますが、その役割は全くと言っていいほど異なります。

両者を混同しがちな方に、今回は「特養」と「老健」の違いを詳しく解説していきます。

是非、参考にしてください。

特養と老健の違いを徹底解説

特別養護老人ホームと介護老人保健施設は、よく二つをまとめて説明、語られることがあります。

これは運営形態が似ているからでしょうが、この二つの施設は、性質は全く違うのです。

それでは、二つの施設タイプについて、両者の特徴から比較していきましょう。

特別養護老人ホームの特徴

「特養」最大の特徴は、「終の棲家」と呼ばれ「亡くなるまで入居し続けられる」ことにあります

介護度が上がっていったとしても、ほとんどの場合退去する必要性はなく、人生の最後をそこで過ごすこととなります。

入居条件は、要介護3以上の認定を受けている方に限られます。

近年、この入居条件が要介護2より3に変更になりました。理由は、より介護度の高い方が受け入れられる施設になるべき、という方針からです。

もう一つの特養の特徴として、「入居待ち」が非常に多いことです。

入居待ちが多い理由は、有料老人ホームと比べ、費用も格段に安く、半永久的に入居できるためです。一番人気の施設タイプと言っても過言ではありません。

先ほどお伝えした入居条件の引き上げにより待機者は減ってきているものの、多くの特養では入居待ちが続いている状態です。

介護老人保健施設の特徴

老健」は、特養とは違い「在宅復帰」することを念頭に置いており、3か月ごとに退所もしくは継続の査定が行われます

在宅復帰が基本のため、リハビリテーションに力が入れられていること、医療関係との連携が密接であることも老健の特徴と言ってよいでしょう!

老健は、あくまでも在宅復帰前提の前向きな介護施設なのです。

入居条件は要介護1以上です。特養よりも入居ハードルは低い現状がありますが、特養と同じく待機者が多い施設タイプです。

「特養」と「老健」の特徴における最大の違い

両者の特徴の比較において、最大の違いは「人生の最後を過ごす施設」である特養、「在宅復帰」が前提の老健、要は施設の目的が全くと言っていいほど異なるのです。

も少し詳しく言うと、特養は「最後のときまで心静かに過ごす」ことを目的に、施設で余生を全うすることが出来るよう作られた施設でああるのです。

一方で老健は「リハビリテーションを充実させ、いずれは自身の家に戻れる」ことを目的にしているため、最長の入居期間は1年となっており、とにかく在宅復帰を目指すのです。

両者の似ている特徴

念のため、特養と老健の似ている特徴も見ておきましょう。

二つの類似点は、多くの場合、共同生活となります。食堂、入浴施設、寝床なども含め、共同での使用が一般的です

よって、プライベートが確保できるかは微妙な状況です。

また、他の介護施設に比べ、重度の介護度をお持ちの方が多く入居していることも似た特徴と言えるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか!?

特別養護老人ホームと介護老人保健施設は、かなり異なる施設形態であることが分かりましたね。

「終の棲家」である特養、「在宅復帰」の老健。

同じような運営元、運営形態ではありながら、目的の違いは明らかです。

入居ハードルは、両者ともになかなかのハードルではありますが、入居を考えていらっしゃる方、そのご家族は是非とも参考にしみてください。

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