介護業界の研修!認知症介護実践者研修についての詳しい解説

介護業界の研修!認知症介護実践者研修についての詳しい解説

皆様、認知症実践者研修というものがあることをご存知でしょうか!?この研修はグループホームを運営するにあたり、非常に重要な研修となってきます。

今回はそんな「認知症介護実践者研修」について詳しく解説していきます。是非、参考にしてください。

認知症介護実践者研修とは

「認知症介護実践者研修」というのは、各都道府県で主催される認知症対応の研修になります。
現在、認知症高齢者を受け入れているグループホームは、計画作成担当者として1ユニットに1名、研修修了者を配置しないといけないことになっています

計画作成担当者の詳しい解説はこちら

要はグループホームを運営する上で、認知症介護実践者研修を持っている従業員の配置が、義務化されているのです。

受講するためには!?

研修なんだからお金を払えば受けられると思っていたら大間違いです。

介護業界の研修は、意外にもハードルが高かったりします。「認知症介護実践者研修」もその一つです。

まずは区市町村から事業所に申込用紙などが届き、事業所の推薦となります。

配置義務などもありますので、事業所の推薦が必要なのです。しかしながら、各事業所からの推薦が多数あるため、抽選となります。

更に新しいグループホームを立ち上げる事業所、研修受講者が退職してしまった事業所が優先されます。

ですので、認知症介護実践者研修を受講することは狭き門であると認識していた方が良いかもしれません。

受講資格について

一般的には介護福祉士や社会福祉士等の経験に準ずる方が研修の受講対象になります。受講資格においては各都道府県により異なります。

ある県では、原則としてその県内の介護保険施設等に勤務する介護職員またはケアプラン作成に携わる方が対象となり、更に「認知症の知識に関して介護福祉士の知識もしくは同等の知識を習得していること」、「認知症介護現場経験が2年以上あること」、「4週間程度の自施設での職場実習を行えること」が条件となります。

このようにある程度の経験・スキルを持ち合わせていないと、この研修は受けられないことが分かりますね。

補足になりますが、受講料につきましては各都道府県によって大きく異なるため、各自治体のホームページで受講料等の確認をしてください。

研修内容について

1.認知症介護の理念

(1)認知症介護実践者研修のねらい

(2)新しい認知症介護の理念の構築

(3)研修の自己課題の設定

2.認知症高齢者の理解と生活の捉え方

(1)医学的理解

(2)心理的理解

(3)生活の捉え方

(4)家族の理解・高齢者との関係の理解

(5)意思決定支援と権利擁護

(6)生活の質の保障とリスクマネジメント

(7)認知症高齢者の理解に基づいた生活のアセスメントと支援

(8)事例演習

3.認知症高齢者の生活支援の方法

(1)援助者の位置づけと人間関係論

(2)コミュニケーションの本質と方法

(3)援助関係を築く演習

(4)人的環境と住居環境を考える

(5)地域社会環境を考える

(6)生活環境を考える演習

(7)生活支援の方法

4.実習

(1)実習課題設定

(2)実習:職場実習

(3)実習結果報告とまとめ

※上記内容は、埼玉県の認知症介護実践者研修を例にして掲載しております。

研修期間について

研修期間は各都道府県により異なりますが、ざっと1か月から1か月半程度とお考えください。

講義と演習が1週間から10日程度あり、自施設での実習が2週間~4週間程度になります。その後、実習課題のレポートを作成・提出し、報告会に参加して終了となります。

働きながら取ることになる方が多いと思われますが、研修期間中は仕事から離れることになるでしょう。そのぐらい大がかりな研修なのです。

受講メリット

認知症に対する知識が深まると共に、認知症高齢者対応のスキルアップに繋がるため、認知症介護実践者研修は非常に為になる研修です。

また、グループホームはこの研修の受講が義務付けられているため、研修修了者は転職に有利であることも間違いありません。

もう一つグループホームで必要になってくるのが「計画作成担当者」という職種なのですが、この研修を受けるにも「認知症介護実践者研修」が必要となってきます。

そして、更にこの上の資格である「認知症介護実践リーダー研修」を取る際も、まずは「認知症介護実践者研修」が必要となってくるので、受講するメリットは非常にあると言えます。

認知症介護実践リーダー研修の解説はこちら

まとめ

認知症介護実践者研修を受講するには一定のスキル・経験値が必要になるため、しっかりと同じ施設内で数年働かない限りは受講が難しいと言えます。

受講したくても簡単に受けられる研修ではないとうことは、冒頭でお伝えしました。よって、チャンスが巡ってきたときは是非とも受講すべき研修です。

今後、グループホームは更に増えていくことと予想されます。そうなると必然的に「認知症介護実践者研修」を受講している方のニーズは高まっていきます。受講者は非常に重宝されることでしょう。

決して受講ハードルは低くはありませんが、認知症ケアのスペシャリストを目指している方は、受講しておきたい研修ですね。

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