認知症のよくあるケース14選!その対応について徹底解説!

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認知症の高齢者

一括りに認知症と言っても、様々な行動パターンがあり、その都度、的確な対応をする必要があります。

認知症の高齢者と向き合うには、ある程度の知識と勉強が必要になります。

ここでは、認知症の対応について詳しく解説していきます。是非、参考にしてください。

認知症の行動パターンとその対応について

1.思い出せない、記憶がなくなる

認知症で最もよくある症状の一つ「思い出せない」ということ。

この「思い出せない」というところから、認知症に気づくことは多々あります。

ここで重要なこと、理解しなければならないことは、「思い出せない」=忘れたではなく、「思い出せない」=記憶に残らない、ということです。

認知症になると「記憶に残らない」ということが起こるのですが、本人にとっては「なかったこと」のため、記憶を思い起こすように促したり、非難することはNGです。

そもそも「なかったこと」なので、記憶にはないのです。

認知症の初期症状として起こり得ることですが、正常時のときもあれば、こういった症状が出る時もあります。

その時は、「なんでなの?」ではなく、「大丈夫だよ」と落ち着かせ、不安を感じさせないことが大事なのです。

2.同じ行動、同じ話をする

何度もパチパチと手を叩いたり、家の中をずっと歩き回ったり、いつも同じ服を着たがったり、することもあります。

これは常同行動と呼ばれるものですが、認知症ではよくあるケースです。

同じ話を何度も繰り返すことも常同行動の一つであり、よくある行動パターンなのです。

こういった常同行動の際は、何かしら不安を感じていることがあるため、理由をしっかりと聞いてあげること、落ち着かせ安心させてあげることが大事です。

3.急に怒りだす、大きな声を出す

怒りっぽくなったり、大きな声を出すようになることも、認知症のよくある行動パターンの一つです。

不安や苛立ち、苦痛などによりこういった行動を起こすのですが、やはり大事なことは理由を尋ね、理解することです。

理由が分かれば落ち着きを取り戻すことも多いですが、場合によっては環境を変えてあげることが必要になることも。

とにかく本人が落ち着く環境を作ってあげることが大切です。

4.自分勝手な行動をとり、他人には無関心

自分勝手な行動を取ることがあり、自分本位の性格へと変化することがあります。それに加えて、物事や人に対して、無関心になったりするため、ますます勝手な行動が目を引くことになり兼ねません。

例えば、人に迷惑をかける行動を取って、悪びれることもなく、言われたことに対して気にしないなど、認知症の特有の行動パターンです。

本人を非難しても全く解決します。そのため、許容の範囲で本人の自由にさせてあげること、見守ることが重要です。

5.反社会的な行為をする

モノを盗んだり、他人の家に入りこもうとしたり、暴力を振るったりと、反社会的行為を行うことがあります。

家族の方々は、非常に大変な思いをすることがあるかもしれませんが、本人を責めても解決にはなりません。

認知症という病気による異常行動ですので、家族が守ってあげる必要があります。

6.病院に行くこと、薬を飲むことを拒む

知らない人と接することが嫌になったりするため、病院の受診や介護などを拒むことがあります。

他人に裸をみせることで不安になったりで、こういったことが起こり得るようです。そのため、そばを離れないようにすることや病院の先生は安心できる人だということを伝えてあげると良いかもしれません。

薬を飲むことも、「毒を盛られている」などの妄想などにより起こり得ることなので、理由を聞き、安心させてあげる必要があるでしょう。

7.言語障害

表現力が乏しくなり、会話が一本調子になったりと、コミュニケーションが取りづらくなってきます。

モノの名前が出てこなくなったり、名前自体を間違えたり、会話が成り立たなくなることも珍しくありません。

本人からの積極的な意思表示がなくなったり、無視されることもあります。

これも認知症の進行により見られる行動パターンですので、説得したり、注意したりしても全く意味がないのです。

重要なことは、行動や態度で示してあげることです。

8.妄想や思い込みが強くなる

様々な妄想を膨らませ、意図しない行動を取ったりします。家族も敵のように見えたりすることもあるので、注意が必要です。

被害妄想的な思い込みが強くなることも特徴です。

これらは、不安や恐怖から来るものです。何とか理由を明確にし、そういった不安や恐怖を取り除いてあげる努力が必要になります。

9.人への執着、お金や物への執着が強くなる

特定の人に執着し、この人としか話さないなどの状況になることがあります。

また、お金や物への異常な執着をみせることがあり、お金や物をある場所に隠したり、盗まれたなどの妄想に駆られることもあります。

執着する行動は認知症ではよく見られます。そのため、出来る限り本人の意思を尊重し、周りが合わせてあげる必要があります。

10.眠らない

お昼寝が増えたりすると、昼夜逆転の現状が起こることがあります。

そのため、夜になると寝つきが悪くなったりすることがあるのです。

お昼にある程度、頭と体を使って、アクティブに行動すること必要です。

お散歩でも良いですし、囲碁や将棋などで頭を使うのも良いでしょう。

また、夜の寝つきが悪い場合は、温かい飲み物を飲ませてあげたり、場合によっては添い寝をして安心感を与えてあげるのも必要かもしれません。

11.徘徊をする

徘徊をする理由は様々です。また、徘徊の種類も様々にあり、理由を探る必要があります。

頑なに外出することを止めたりすることが逆効果になるため、「どうしたの?どこに行きたいの?」と落ち着いて聞いてみてください。

歩くこと自体決して悪いことではないので、無理に家の中に閉じ込める必要はありません。そのため、理由によっては、本人の意思を尊重してあげることも大事なことでしょう。

迷子などに備えて、洋服に名前や連絡先などを縫い付けたり、貼り付けたりしておくよ良いかもしれません。

12.性的行為をする

認知症の症状が進んでいくと、卑猥な行為や異性の体を触ったりする行為などが見られることがあります。

これは家族からの愛情が感じられない、ことなどによって引き起こされる行為であるため、スキンシップを図っていくことが大事です。

相手にされていない、と感じることがなければ、こういった行為も見られなくなるかもしれません。

13.失禁、不潔行為をする

排出の失敗が起こるようになります。これは、当人が一番ショックを感じることでしょうし、必要以上に大げさになることもなく、速やかに排出処理をしてあげることに尽きます。

不潔行為は、排便など衣服の中でしてしまい、違和感があるため下着の中に入れ、手に便が着いてしまい、更に手に着いた便を壁や床やシーツなどで拭くことによって起こります。

こういった行為は、出来る限り防いであげることが不可欠です。そのため、排出のコントロールを意識し、トイレに行くよう随時促してあげましょう。

14.喜怒哀楽を表さなくなる

認知症の症状が中後期になると、喜怒哀楽が出てこなくなってきます。

目が合わなくなったり、意思疎通が難しくなってきて、ほとんどの場合で介護が必要になってくるのです。

そのため、逆に介護者のペースで介護が出来るようになってくることも事実です。

認知症対応で心掛けるべきこと

認知症は病気であり、認知症を患っている本人の意思ではどうしようもできないことが多々出てきます。

本人を叱責したり、追い詰めたりする行為は、全く解決とはならないため、家族が冷静に受け止め、行動・支援をしていかなければなりません。

家族にストレスが掛かることは間違いありませんが、本人が一番つらいはずです。

不安や絶望を和らげてあげられるのは、家族の力が大きいはずです。

ですので、出来るだけ本人の人格を尊重し、寄り添って、対応していくことが重要なのです。

まとめ

いかがだったでしょうか!?

認知症には様々な行動パターンがあり、それぞれに対応していく必要がありますね。

ご家族だけで対応していくことが難しくなることもあるかもしれません。

家族もご本人もつらい状況が続くのは、決して良い状態ではありません。

そんな時は、出来る限り早めに相談するべきです。

現在であれば、多くの自治体に「地域包括支援センター」が設置されており、介護の相談をすることができます。

悩むだけでは解決しませんので、認知症の介護が難しいと感じた場合は、専門機関に相談することをオススメいたします。




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