看取り介護とは!?その目的と考え方、流れについて解説!

看取り介護とは!?その目的と考え方、流れについて解説!

皆様は、「看取り介護」という言葉を聞いたことはありますか!?

看取り介護は、近年その重要性を増してきており、死をどのように迎えるかを考えます。

今回は、この「看取り介護」について詳しく解説いたします。

是非、参考にしてください。

看取り介護とは

「看取り介護」とは、「介護施設などで死を迎える方々の精神的苦痛を和らげ、最期となるときを穏やかに、そして安らかに迎えることができるようにする介護」のことを言います。

基本的には、「そう遠くない未来に死がやって来る方」、が対象となります。

看取り介護の目的・考え方

死期が迫る方で回復の見込みがないとしても、その人らしく安らかな気持ちで、最期を迎えられるよう支援することです。

生きることを投げ出すわけではなく、残された時間を1日1日、精神的にも肉体的にも苦痛を和らげ、ご本人の尊厳を保ち、更にはそのご家族の苦しみや悲しみを分かち合えるよう支援していくことです。

そして、看取り介護は、終末期(ターミナルケア)に分類されており、何よりも苦痛を取り除くことが第一の目的となります。

看取り介護の支援内容について

看取り介護を受ける方に対する支援

身体介護

常時バイタルサインを確認し、呼吸の安楽への配慮、栄養補給を適切に行います。

また、排出介助を適切に行い、清潔を保ち、発熱などの配慮も行います。

メンタルケア

コミュニケーションをしっかりと取り、苦痛の緩和、プライバシーの配慮、要望に対しては出来るだけ受容するような態度で接することが重要です。

看護処置

点滴や酸素吸入など、必要に迫れる際は、看護スタッフが速やかに対応します。

家族に対する支援

看取り介護受ける方だけではなく、その方の家族への支援も忘れてはいけないことです。

話しやすい環境を作ってあげたり、家族の精神的苦痛を和らげること、そして死後の援助も大切なことなのです。

看取り介護の流れ

看取り介護は、多くの介護施設行われております。

とりわけ、特別養護老人ホームでは7割以上、看取り介護が実施されております。

それでは、看取り介護の流れを特養の視点から見ていきましょう。

1.適応期

「看取り介護」の最初の段階です。

ここでは、ご本人・家族への確認や説明を行います。

具体的には、「要望の確認」や「本人や家族の気持ちを確認」、また「連絡方法の確認」をする必要があります。

また、施設の説明、最期のときとなった際の対応についてを利用者、家族へ伝えます。

「看取り介護」や「看取り介護に対応する施設」に対する理解を深める時期と言っても良いでしょう。

2.安定期

体調の良い時、悪い時があるものの、肉体的にも精神的にも安定している時期です。

利用者本人らしい生活を送ることが出来るよう支援します。

また、死に対する理解をより深める時期となり、「死生観」に関してもより深堀していくこととなります。

この時期は、本人・家族の要望も変わっていくことも多々ありますので、施設側にとってはそれに対応していくことが大切です。

3.低下期

身体的機能の低下、これまでとは異なる身体的兆候が現れる時期です。

もう少しストレートに言うと、「死が近づいている」時期と言えます。

施設側は、「現状」、「今後」についてしっかりと説明し、本人や家族から今後の要望を聞き出します。

本人も家族も、より死について考えるようになり、様々な思いが交錯することになるでしょう。

この頃になると、本人の意向を出来るだけ取り入れることとなり、食事なども好きなものを食べるようになります。

4.看取り期

この時期になると、身体的な衰弱、意識の低下が顕著になります。

出来る限り満足のできる死を迎えるための準備に入ります。

本人・家族がどのような要望を持っているかを再度確認し、帰宅希望などがあれば、それも考慮されます。

また、看取りケアプランの作成・同意、お葬式の相談などもこの時期に行うこととなります。

5.看取り・看取り後

出来る限り家族に看取られることが出来るよう配慮、手配されます。

看取り後は、医師等への連絡、葬儀の手配など現実的な手続きが必要になります。

そして、何よりも遺族へのケアが重要です。段階を踏んでいたとしても遺族のショックは計り知れません。

残された方々への配慮も「看取り介護」の一部分であるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか!?

大切な人の死というものは、考えたくないのが本音です。

しかしながら、誰もがいつか迎える死というものに、向き合わなければならないのも事実です。

そして、大切な人の死は、穏やかで自分らしく迎えてもらいたい、と誰もが願うはずです。

そのために終末医療である「看取り介護」があるのです。

初めての介護カテゴリの最新記事