介護の現場に「介護ロボット」が普及しそうでしない理由5選

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


介護業界では近年、介護ロボットの導入における議論が頻繁に起こっております。

慢性的な人手不足解消に、介護ロボットやITを積極的に導入するべきという政府の意向もあります。

しかしながら、まだまだ介護ロボットの普及は進んでいない現状があります。

そこで今回は、介護ロボットが普及しきれない理由について詳しく解説していきます。

是非、参考にしてください。

介護業界で「介護ロボット」が普及しきれない理由とは

1.費用面

やはり介護ロボットは高いというイメージがあるのでしょう。

導入による補助金なども申請することが可能となっておりますが、決して安い買い物ではありません。

レンタルなどもあるようですが、それも積極的に導入する企業は少ないのが現状です。

ぎりぎりの経営を強いられている企業も多いですし、大量導入となるとそれだけ経営に重くのしかかる問題となりかねません。

このように費用面でうかつに手を出せないため、介護ロボットをためすことをしない、出来ない企業が多いという事実があるのでしょう。

この費用面でのハードルをクリアできない限り、介護ロボットが介護業界に広く爆発的に普及することは難しいと言えます。

2.介護は出来ない

見守りやサポート的な介護ロボットであれば、導入メリットがあることは間違いありません。

もちろん、それ以外の介護ロボットと言われるもの全て、介護現場をサポートするために作られたものですので、メリット自体はあるはずです。

しかしながら、介護現場の本質は「介護」であり、その介護自体を介護ロボットで行うことは難しい、と現場で働く多くの方々はそう判断している現状があります。

当たり前と言えば当たり前のことではありますが、人がやるからこそ良い介護が出来る、ということは現在も変わらない状況ではないでしょうか!?

現場は介護は人が行うから成り立っている、という自負もあり介護ロボットの普及が進んでいないのです。

介護ロボットの導入においては現場の意見は非常に重要であり、まだまだ現場目線で様々なことを解決していかなければならないでしょう。

3.安全性

介護ロボットを開発している企業は、間違いなく製品の安全性にはとにかく気を遣っているはずです。

しかしながら、介護業界では、多くの場面で「安全性」について議論されており、デリケートな問題になります。

安全に利用できる介護ロボットがほとんでしょうが、何かあった時にそれが一気にフォーカスされるため、利用には相当慎重にならざるを得ない、という現状もあるはずです。

利便性があり、利用メリットが高く、その介護ロボットを利用することは安全であると判断してとしても、常に「安全性」の問題は付きまとうことになるでしょう。

これは業界全体の問題であり、介護ロボットの品質とは違うところの議論とも言えるかもしれません。

4.利用者・その家族

介護ロボット導入には、利用者・そのご家族に対する配慮が必要となります。

試験的な導入であればお声がけをするぐらいでも良いかもしれませんが、計画的に導入することになる場合は、それ相応の説明が必要となり、更には反対意見が多い場合は導入しないという判断をすることにあるはずです。

介護を受けるのは利用者であり、その方々の意思を尊重することは非常に大事なことです。

いくら慢性的な人手不足となっている介護業界であっても、介護を受ける側のことを無視するわけにはいかないですし、そうあってはなりません。

こういった意味でも介護ロボットの導入は一筋縄ではいかないのでしょう。

5.取り扱い

介護ロボット導入のハードルとして、そもそも機器を取り扱にあたっての不安もあるようです。

機器を利用することで、負担は減るもののスピードが下がると言ったこともあるようで、取り扱いにおける難易度、上手く取り扱えるようになるまでの時間的負担なども考慮に入れなければなりません。

ロボット導入における研修等で時間を割くことになると、なかなか積極的に導入しようとならない現場の現状もあるのです。

介護ロボットの種類

近年、介護ロボットは様々な種類が出てきており、様々な用途で活用できるようになってきております。

下記、4つに分けて簡単に説明させて頂きます。

見守りロボット

現在、介護ロボットの中でも、最も利用メリットがあると感じるモノかもしれません。

センサーや通信機器と連動することにより、機械での見守りが24時間実現できる状況が出来つつあります。

移動支援ロボット

高齢者、利用者の方々の歩行をサポートするなどの移動用ロボットです。

これにより、一人では歩行困難であった方々が移動できるようになります。

移乗支援ロボット

介護スタッフのサポートをするロボットです。

利用者の方々を抱えたりする際の負担が軽減し、あまり力を入れずにそれらの動作を行うことが出来るようになるロボットです。

コミュニケーションロボット

AIを駆使し、人間との会話が成立するロボットです。

近年では、多くのメーカーがこのロボットを開発し、世に発表しております。

認知症予防などに効果的される一方で、介護の現場で活躍できるほどの精度があるかが議論の対象となっているようです。

まとめ

いかがだったでしょうか!?

介護ロボット導入は、まだまだハードルが高い現状があります。

介護ロボットは便利なものであることは間違いないでしょうが、まだまだ需要と供給は一致していないのではないでしょうか!?

もちろん、導入を進めいている企業もありますし、試験的に利用してみようとしている企業もたくさんあります。

ただ、思ったよりも導入が進んでおらず、普及が拡大路線に至るのは、まだまだ時間が掛かりそうです。

介護は人間がやることが一番、という考え方はなかなか変えられないでしょうし、それもまた事実であります。

介護業界を取り巻く環境は様々あり、介護ロボット導入の議論の一つに過ぎないかもしれませんが、良い方向に進んでいくことを願います。




SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*