介護業界の人手不足解消における解決策を考える!

介護業界の人手不足解消における解決策を考える!

介護業界の人手不足は深刻な問題であることは、業界に携わっている人たちでなくとも、ある程度理解されてきております。

団塊世代の方々が後期高齢者(75歳以上)となる2025年には、38万人もの介護職が足りなくなる、と試算されています。

この問題の解決策はあるのか!?そう簡単ではありません。ただ、解決するべき問題です。

そこで今回は、介護業界の人手不足における解決策について考えてみます。是非、参考にしてください。

介護職の人手不足問題における解決策とは!?

早期の解決が必要な「介護業界の人手不足問題」ではありますが、そう簡単には解決できない状況であることは間違いありません。

国を中心に、あの手この手を使って解決しようとしてはいるものの、難しい現状は変わっていません。

まず、何が問題となっているのか!?これを見ていきましょう。

介護業界が人手不足となるいくつかの問題点

問題点その1 離職率の高さ

介護業界は他業界と比べると、離職率の高い業界です。業界関係者であれば、これを否定する方はいないかもしれません。

では、離職率が高い理由は何でなのでしょうか!?

1.給与が低い

2.ハードな労働環境

3.人間関係

4.将来性を感じない

離職する理由の多くは、上記の理由となります。

「人間関係」については、どんな業界でもあることと思われがちですが、介護業界の人間関係を構築していくことは結構大変と言われております。

スタッフ同士の距離が近い過ぎるということが、人間関係悪化の原因となるようです。

また、「給与が低い」、「将来性がない」というのは、業界の根強い課題であり、給与においてもキャリア構築においても改善されつつあるのですが、まだまだ働き手側の意向には到達していないのが現状です。

これにより、介護業界から別業界へと働き口を変える方々が後を絶たないのです。

問題点その2 要介護者増加のスピードと少子高齢化

年々、要介護者の方々が増えているという現状があり、介護施設もバンバン立ち上がっていることは間違いありません。

しかしながら、肝心の働き手の数が急激に増えることがない現状があります。

若い方々が、介護業界に飛び込まないというのは、働き手に取って魅力が感じられない業界だから、ということも一つの理由ではあります。

しかしながら、少子高齢化という現実こそが、介護業界を悩ます大きな理由ではないでしょうか!?

問題点その3 介護事業者の介護報酬問題

介護事業者は、国から介護報酬を受け取ることで、事業を成り立たせていると言っても過言ではありません。

この介護報酬が経営を左右することになるのですが、近年はこの介護報酬が引き下げられるという事態が起こっており、介護事業者にとっては死活問題です。

介護報酬が低ければ、色々なところで影響が出てしまいます。

まず、働くスタッフの給料アップ、賞与の支払いなどは厳しくなり、働き手は企業・施設への将来性を感じなくなってしまいます。そうなると、末路は退職。

ここで施設側は採用をしなければならないのですが、採用するにも求人を出したりと費用が掛かります。

ただでさえ、採用が難しくなってきている介護業界ですので、採用にはある程度の費用が必要です。でもお金がない。スタッフは退職する。

こういった悪循環に陥る介護事業者は少なくありません。介護報酬の低さは、介護業界にとっては採用できない、退職してしまう、という悪循環から抜け出せない、大きな問題と言えます。

人手不足を解決するために

結論から申し上げると、あまりに難しい問題です。

多くの業界関係者が色々と考えて、色々な対策を行っても解決の糸口が見えない状況なのです。

しかしながら、この人手不足は解決しなければなりません。

まず「介護報酬の引き上げ」を進めていくべきでしょう。

医療業界と雲泥の差がある介護報酬が、今後の介護業界市場と人手不足の問題解決の柱となるでしょう。

潤沢な資金がない限り、介護業界の人材における負の連鎖は断ち切れないでしょう。

労働に見合う対価、一家族を十分に養うことが出来る対価、介護業界で働くというステータスの上昇、将来性が感じられる業界にする、と言った業界全体での変化を見せていかなければならないはずです。

それには余裕のある資金繰りが不可欠です。資金に余裕が出れば、間違いなく好循環となるでしょう。

「簡単に言うな」と思われるかもしれませんが、医療業界との絶対的な違いは事業者への報酬に他ならないのではないでしょうか?

もちろん簡単なことではないことは、百も承知です。難しい解決策かもしれませんが、根本を解決していかないことには、業界の発展もないはずです。

まとめ

いかがだったでしょうか!?

介護業界の人手不足解決には、様々な課題があること、そして解決するためのハードルは高いことがご理解頂けたのではないでしょうか!?

2025年問題という大きな問題を抱えている介護業界ですが、決して悪い方向に向かっているという訳ではありません。

まだまだ、未成熟な業界であり、これから様々なことが整備されていき、働き手にとっても良い状況になってくるはずです。

そういった中、人手不足の問題が解決することが出来れば、介護業界は更に飛躍していくことになるでしょう。

介護業界情報カテゴリの最新記事