要介護度2以下の全福祉用具が自己負担に!負担増は必至!?

要介護度2以下の全福祉用具が自己負担に!負担増は必至!?

2018年に行われる介護保険制度改定で、「福祉用具の自己負担」案が上がっているようです。

要介護者にとって、福祉用具は欠かせないアイテムであることは間違いありません。

要介護度1、要介護度2の軽度者が、今回の対象となるようです。

そこで今回は、「福祉用具の自己負担化」と「福祉用具の現状」について詳しく解説していきます。

是非、参考にしてください。

介護保険制度改定による福祉用具自己負担化について

2018年度に行われる介護保険制度改定において、要介護度1,2の「軽度者」の福祉用具の自己負担化は、大きな話題となっております。

自己負担となった際、現在福祉用具を利用している半分以上の方々が、その対象となる可能性があるようです。

福祉用具は、購入よりも貸与が基本であり、多くの介護者が利用している現状があります。

貸与になじまない(再利用に抵抗感のあるモノ、利用を続けると形が変形してしまうモノ)福祉用具は、「特定福祉用具」と呼ばれており、購入することが基本となっております。

特定福祉用具も介護保険サービス内となっており、上限10万円までは1割負担となります。

そてでは、どういった福祉用具があるか、見ていきましょう。

貸与の対象となっている福祉用具

・車いす
・手すり
・スロープ
・歩行器
・歩行補助杖
・特殊寝台
・床ずれ防止用具
・体位変換器
・認知症老人徘徊感知機器
・移動用リフト
・自動排泄処理装置

特定福祉用具

・簡易浴槽
・入浴補助用具
・腰掛便座
・自動排泄処理装置の交換可能部品
・移動用リフトのつり具部分

福祉用具の市場規模について

福祉用具貸与の市場規模は、2010年には2,000億円を超えており、2013年には2,500億円を超えております。

そして、これらは年々増加し続けております。

更に、福祉用具の貸与費の受給者数は、2014年4月は167.6万人となっており、その内6割の方々が要介護度1、2のようです。

特定福祉用具も2013年に139億円の給付費が発生しており、こちらも6割の方が要介護1、2となっております。

2018年の介護保険改定は、自己負担化案が盛りだくさん!?

2018年の介護保険制度改定では、福祉用具貸与だけでなく、介護保険サービスの自己負担化案が多数上がっております。

住宅改修費、生活援助、ケアプラン作成など、軽度者における自己負担化の流れが出来上がっている傾向にあります。

また、前回決定した自己負担額2割の対象者を拡大することも予定されているとのこと。

これらの要因は、近年の介護保険費増大によるものでしょう。

財源確保をしていかなければならないため、支出を抑えなければならないのです。

介護保険サービス自己負担化の拡大による影響は!?

これらの自己負担増は、様々なことが引きおこる可能性があり、慎重に議論、改定すべきという意見も多数出ております。

では、実際のどのような影響が出てくるのでしょうか!?

■介護度の重度化

介護度が低い方々は、「生活援助のサービス」や「福祉用具貸与」によって、普通の生活を送れるよう対応しておりますが、これらが自己負担となってしまうと、多くの方々利用しなくなる、もしくは出来なくなる可能性あります。

そうなると、転倒の恐れが増えたり、外出が減ったりすることでの運動不足となったり、と悪循環に陥ることが想定できます。

■福祉用具貸与事業所の倒産

福祉用具貸与事業所にとっては、死活問題となりかねません。

実際に要介護度1、2の方々の全額自己負担が決定してしまった際は、いくつかの事業所は成り立たなくなってしまう可能性もあり得るでしょう。

■介護離職の増加

福祉用具が使えない方が増えた場合、介護する側の負担も間違いなく増えるでしょう。

そうなると、介護のために離職せざるを得ない家庭も多数出てくると懸念されているようです。

■認知症対策の後退

2015年の介護保険制度改定では、認知症対策が一つのポイントでした。

認知症高齢者は、要介護度が低い傾向にあるため、認知症の切り捨てとなるのではないか、という意見も出ているようです。

確かに認知症対策を推し図ろうとしている現状とは、明らかな矛盾になることが予想されます。

まとめ

いかがだったでしょうか!?

2018年の介護保険制度改定は、大介護時代と呼ばれている現在の日本で、一つの大きな山場となるかもしれません。

財源確保は一つの解決すべき課題であることは間違いありませんが、それ以上に最優先は介護者の方々ではないでしょうか!?

自己負担額の拡大が、どのような結果になるのか!?

注意深く見守る必要がありますし、多くの方々に関心を持ってもらいたいと願います。

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