【2017年度】過去最高の倒産数!二極化が進む介護業界の現在とは

【2017年度】過去最高の倒産数!二極化が進む介護業界の現在とは

成長著しい介護業界ではありますが、その裏で倒産する企業も年々増えている現状があります。

成長している業界だからこそ、参入を試みる企業が増えるのは当然ではありますが、その分競争は激化していることは間違いありません。

介護の経営は、政府の介護報酬にも大きな影響を受けるため、一筋縄ではいきません。

そこで今回は、2017年の介護事業者の倒産数から、様々な問題を紐解いていきます。

是非、参考にしてください。

2017年介護事業者の倒産数は過去最大!介護業界の現在、未来はどうなる!?

2017年度、介護事業者の倒産数は過去最高に上り、その数115件となっているようです。(東京商工リサーチより)

介護業界自体は右肩上がりに成長している業界であり、今後も伸び続けていくはずです。では、何故倒産数が増え続けているのか!?それにはいくつかの理由があります。

介護業界の倒産が増えている理由について

介護事業者の中でもどういった事業体が倒産しているかいうと、1位は「訪問介護事業」で2位は「デイサービス」。在宅介護系の倒産率が高く、2017年度は全体の80%弱とのことです。

圧倒的に多い在宅介護の倒産。では、倒産理由を見ていきましょう。

業績不振

介護事業は比較的参入しやすい業界であることが要因でしょう。実際事業を行ってみたら、想像以上に大変だった、それに尽きるのではないでしょうか!?

事業計画の甘さもそうですが、採用活動・社員のマネジメントなどの難しさも多くの企業が頭を悩ませているところです。

業界が成長しているということは、競合他社も増え続けることになります。業績不振も自社の頑張りだけでなく、他社との兼ね合いも大きい要素でしょう。

介護報酬の見直し

3年に一回、介護報酬は見直されます。増えれば嬉しい、下がればきつい、これが率直な介護事業者の想いでしょう。

介護報酬減となれば、介護事業者はもろに業績に影響を受けてしまいます。大手であれば資本的に何となりますが、ぎりぎりの経営をしている中小規模の企業は大打撃です。

2015年に介護報酬が引き下げられており、この影響は間違いなくあるでしょう。

資本力のなさ

介護業界でビジネスを行う場合、低資本はかなり危険です。

倒産している多くの企業が低資本であり、一つ一つの業界の変革時に、資金的に耐えうることができなことが多々あるでしょう。

特に介護業界に参入しやすい「訪問介護やデイサービス」を運営する介護事業者は低資本の傾向にあるため、前述お伝えした「倒産している事業会社の80%は在宅介護事業者」ということになるでしょう。

ますます二極化が進むのか!?

介護業界で成長していくためには資本力が必要であり、その資本力を持っているのは大手です。よって、介護事業に新規参入したとしても、ある程度の資本力がなければ成長していくことも難しいでしょう。

よって今後の介護業界はますます「大手が勝ち、中小は負ける」、そんな構図になってくることが予想されます。

既に別業界で地域を築いている企業が、介護業界に参入しているケースは多く見られますが、今後もそういった大手どころが介護業界に参入するでしょうし、中小企業はその大手新規参入企業と対峙することになります。

成長していく業界は競争が激化していくものではありますが、介護業界の場合、大手と中小の差は更に広がっていきそうです。大手が中小を買収するケースも増えている現状です。

中小企業が拡大していくのが難しいのは、IT業界のようにアイデア一発でどうにかなる業界ではないからです。サービスの差別化をすることがなかなかに困難であり、どうしても資本力がモノを言う業界なのです。

まとめ

いかがだったでしょうか!?

今回は「介護業事業者の倒産」と「今後の介護事業者の今後について」お伝えさせて頂きました。

成長している業界であり、社会貢献性の高い業界ということもあり、今後も多くの企業が介護業界に参入したいと考えているでしょう。

ただ、介護業界では「大手企業が成長を続け、中小企業は淘汰される」という図式が成り立っており、今後は更にこの状況が加速していくのではないでしょうか!?

この状況が健全などうかは何とも言えないところではありますが、まずは何よりも介護業界がより成熟し、超高齢化社会のこの日本を支えていかなければなりません。

企業が倒産することはどの業界でもあることですが、増加傾向にある介護業界の倒産数は、政府と業界全体で考えていなければならないことかもしれませんね。

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